●地盤改良及び機械基礎工事
沼津市Y株式会社、部品工場様。
重量機械設置に伴う基礎工事です。
設置機械が50tを超える為、着工前の構造計算、施工方法など、
慎重な打合せを重ねました。
Y社長様、いつも有難う御座います。
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工期:約2ヶ月(養生期間含む) 施工費:550万円
2011/4/7 up!
仮囲い、墨だしを終え、着工です。
地盤改良をする為、既存の土間をめくります。
余計な所を壊さぬよう、カッターを入れ他の部分から縁切りします。
カッター入れ後は重機の力を借りて、土間を壊していきます。
近隣の皆様へのご挨拶済みとはいえ、物凄い音です。
本当にご迷惑お掛けします・・・・。
解体状況。
コンクリートの間から鉄筋が沢山出てきます。
解体後は重機を入替え解体材を積込みます。
約16坪分・・・凄い量になります。
土間解体完了。
さぁ、これからが本番です。
地盤改良は柱状改良という工法を行います。
簡単に言うと地中の支持層までコンクリートの柱を作るもので、写真はコンクリートの仮設プラントです。
柱の打設状況。
設計の深度まで掘削してコンクリートを注入します。
今回は3.3mまで掘削し、1.65mの柱を打設します。
その数92本・・・
たまに、地中障害物にぶつかったりしながら作業を進めます。
数が多いのでオペレーターの方も大変です・・・
柱状改良が完了し再び重機で掘削します。
既存の床から1.65m掘り下げました。
この下が柱状改良された訳です。
既存の鉄筋を残しているのは、新規の基礎と絡めて、強度を保つ為です。
捨てコンクリート後は鉄筋組みです。
一般住宅基礎では見ることの無い太い鉄筋です。
配筋状況をしっかり記録しておきます。
巾止め筋もちゃんと記録して・・・
工事完了後に記録が無いと設計屋さんに怒られてしまいます・・・。
鉄筋検査の後はいよいよ生コンクリートを打設します。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、巨大なベタ基礎なんです。その量51㎥・・・凄いボリュームです・・・・。
表に出ますと、レディコン車両が出番待ちです。
工場の駐車場が広くて本当によかったです^^
もう一息!
写真の型枠は機械の足が収まる箇所です。
この位置出しを間違えると、大変な事に・・・・
位置出しOKです。の合図に最後のコンクリートを打設します。
これでもう位置を直す事は出来ません。
やはり人間ですから、大丈夫かなぁっていう気持ちも御座います・・・。
最後のコンクリート打設から約2週間の養生期間を経て、久しぶりの現場です^^写真は最終工程の塗り床工事。
塗料の密着を高める為、専用の下地材を塗っていきます。
完了です。写真では判りませんが、桂砂と呼ばれる細かい粒を撒き滑り止めとします。
よく見る工場の床になりました。
さぁ、ここからは機械屋さんにバトンタッチ。
機械の足も無事収まり、ホッとしました。
しかし、図面で確認していましたが、本当に大きい機械ですね。