●オンリーワンの茶の湯空間(表千家)
三島市にてお茶室への改修工事。
和造作の工事が少ない中、工事内容を聞いて少々驚きましたが、喜んでお手伝いさせて頂きました。
お茶室という事で職人さんたちにも緊張感ある現場となりました。
Y様いつも有難うございます。
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三島市Y様邸
2010年6月竣工 工期2.5ヶ月
施工費・950万円
既存洋間からお茶室へ
(関東間→関西間)
2010/9/10 up!
着工時~解体まではブログの方に・・・どうぞご覧下さい。
写真は新しい壁下地を入れている所です。
銀色のシートは床暖房です。
その上に桧の縁甲板を貼っていきます。
縁甲板寸法、1枚106×3940の為、中々進まないと大工さんブツブツ・・・^^
親分、床柱とにらめっこ。
一生懸命にイメージを膨らませている所です。
イメージトレーニング終了!
間髪いれず柱を加工します。
簡単に書いておりますが、墨付け、加工まで結構時間かかってます。
親分:丸太・・・むずかしっ・・・。
水屋の磨き丸太。
絞りのきいた良い柱です。
畳の寸法取り。
京畳は大きく、炉の部分の欠きこみがあるので、慎重に・・・。
柱、壁の工程が終わり、作業は天井貼に移ります。
天井材は杉(中板目)無垢の突き板天井です。
大工さんが手袋をしているのは何故?
素手で作業を行い、油分がつくと、数年後指紋やら、手形など、浮かび上がってきてしまうんです。
ここまでくると大工さんの仕事も終盤です。
押入れの中を仕上げます。
大工さんの上には換気扇収まってます。
床柱うまくいきましたね^^
木工事完了!
親分と顔を合わせてニヤリ^^
うれしくて記念写真を撮りました^^
難しい注文に応えて頂いて・・・
いやぁ~親分本当にご苦労様でした。
水屋の水槽は銅板です。
図面通りにピタリと収めます。
仕上げの要、左官屋さんです。
丁寧に下地を作ります。
仕上げには藁を混ぜ、雰囲気作りに気を使いました。
建具屋さんの出番です。
写真の格子戸は青森ヒバを使用しています。
とても良い木の香りが現場に漂います。
最後の一本。
お疲れ様でした。
畳の敷き込みも終わり全ての工事が完了しました。
黒檀の床框と皮付き丸太のバランスが良いと、施主様談・・・
ありがとうございます。
完了写真一気にどうぞ・・・
床框に合わせて、炉縁も黒真塗りです。
奥に見える杉の一枚板は探すのに大変苦労しました。
木目の美しさ、大きさ、色の濃淡。
三拍子そろった物は、中々出てきません。
工事に携わって頂いた業者様、有難う御座いました。
Y様、この度は長期間に渡りお手数お掛けしました。
楽しいお茶の時間をお過ごし下さい。