●浴室リフレッシュ工事
立派な和造り。
叔父様、叔母様の思い出の詰まった建物です。
この度は、漏水の修繕から、浴室の移設復旧までを御依頼頂きました。
昨今ユニットバスへの改修工事が多い中
在来工法での改修、また和風での仕上げと、打合せから力が入りました。
御依頼頂いたからには、職人さん共々精一杯頑張らさせて頂きます!
2013/5/20 up!
さあ、着工です。
慣れた様子で解体屋さん頑張ってくれますが、なんせ1.5坪の浴室、なかなかです・・・・。
壁、天井、床と大変な作業です。
こちらは脱衣場の床を解体した状態。
今度はこちらに1坪の浴室を造ります。
今までの浴室は広すぎて使いにくく、何よりも寒いとの事。
予想はしていましたが・・・・。
思った以上に害虫被害と湿気による腐りが。
もちろんこのままではいけませんね。
建物を載せている大切な土台や柱。
こちらは入替え及び補強、防虫処理も行います。
奥の斜め材は筋違いなのですが・・・
写真では解りにくいですが害虫による広範囲の侵食があります。ここまできてしまうと交換しなければいけません。
新しい物に入替え、構造耐力もリフレッシュを図ります。
痛んだ箇所の修繕が終わりまして、墨出しと新しい配管工事です。寸分くるわず配管を立ち上げてくれます。
水道屋さんさすがです!
続きまして・・・コンクリート打設の準備です。
打設の前に配管位置の最終チェック!
大丈夫でしょうか^^
宅内なので人力にてコンクリートを運搬、打設します。
結構な重労働です^^
ご覧のように設計床板高までコンクリートを打設します。
先の写真のワイヤーメッシュなるものは床板の補強筋になります。
少し黄色がかったこちらの材料はヒバになります。
和の雰囲気に一役かいます。
見切り材に選定しました。
新規壁起こし、コンクリートの養生期間を終えまして、防水工事になります。
こちらは仕上げの要、左官屋さんです。防水層の上からモルタル下地を塗っていきます。
いつ見ても左官屋さんの作業は関心します。
どれだけの壁を塗ればこんなに平滑にできるのでしょうか^^
私の後ろではお客様もへぇ~とため息^^
モルタル下地の乾燥待つ事一周間。タイル屋さんの出番です。浴槽据付、他下地の作業です。
ここから一気に浴室らしくなっていきます。
腰下は石貼り仕上げです^^
後ろ姿はタイル屋さん。
腕前も去る事ながら、なかなかの男前です。芸能人でいうと・・・?
ここまでくると大分雰囲気がわかりますね^^
腰上の仕上げは左官屋さん。
浴室が一気に明るくなります。
天井の開口は換気乾燥暖房機が収まります。
湿気対策も万全です。
仕上げに刷毛引きしまして・・・。
縦方向の刷毛引きは熟練の職人さんでもかなり苦労します。 いつもお手数かけます^^
左官仕上げの乾燥を待ち、器具付けとなります。
プッシュ式のシャワー水洗。子供から大人まで安心して御使用できます。床タイルは和風のサーモタイル冬の寒さも半減します。
相変わらずひきの写真が撮れませんがヒバの見切り映え、その特有の香りに包まれる浴室の完成です^^
ご紹介遅れましたが脱衣場、建具の改修終わっております。
O様この度は長期にわたり有難う御座いました。
末永く素敵なリラックスタイムを・・・。