●瓦塀新設工事
台風の影響で、竹垣が倒壊してしまいました。
和作りの立派な建物です。
雰囲気を壊さず明るい感じにしたいとの事。
もちろん台風に負けない事が前提です!
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沼津市大平A様邸
工期:約1ヶ月(養生期間含む)
施工費190万円
2012/8/22 up!
年数劣化もありますが、台風の影響で立派な竹垣もご覧のように・・・。
修復暦はもちろんありますが、
代々伝わる立派な山門です。
着工です。
既存の竹垣を全て撤去。
体力となっていた鉄骨を全て切断します。
酸素にて溶断、防腐処理をします。
解体後は、鉄筋工事~型枠工事になります。
今回は強度の高い鉄筋コンクリートでの施工となります。
既存の伊豆石上への施工となります。
ケミカルアンカー(液体アンカー)を打設し、構造物との一体化を図ります。
鉄筋組み状況です。
体力上重要な部分なので、見えなくなる前にしっかり確認します。
鉄筋検査、型枠工事完了後、
コンクリートを打設します。
ベースコンクリートが打設出来ない分、強度は一般住宅の基礎同等の210Kで体力を確保します。
現場の都合上、レディコン車両のみでは打設出来ませんので、
ポンプ車両の出番です。
型枠内に圧送します。
この圧送ホースの先端は打設が始まると、とても重たいんです。
イメージ的には消防士さんの放水に近いでしょうか?
大変な作業です。
打設状況です。
川がありますので、足元が大変悪いです。
お手数かけます・・・。
打設が終わり一週間の養生後、型枠を撤去します。
こちらの穴はポスト用の開口になります。
天端に見えるのは瓦用の棟木になります。
コンクリートの無機質な感じが、どう変わっていくでしょうか?
棟木に沿って瓦を乗せていきます。
今回は建物とのバランスを大事にする為、江戸丸瓦6寸を選定させて頂きました。
瓦工事も終わりまして、ここからは仕上げの要。
左官屋さんの出番です。
暑い中ご苦労様です。
距離がありますので左官屋さん総出の作業です。
ここまで来ると、随分塀らしくなりますね。
仕上げ前の下地処理なんですが、さすがにうまい物です。
ご近所の方からも絶賛^^
手前の方が親方。カメラを向けたら恥ずかしいとの事^^
昔ながらの職人さんです。
下地の完全乾燥待つこと12日。
いよいよ仕上げの工事になります。
写真は塀の裏側になります。
正面も仕上げ完了。とても明るくなりました。
日を浴びるといぶし銀の瓦がよく映えます!
大きい声では言えませんが、道具を借りて、自称左官屋になってみましたが、すぐに道具は返す事となりました。
とても難しい・・・。見てると出来そうなんですが・・・。�
A様この度は長期に渡り、誠に有難う御座いました。
ご近所の方々にもお褒めの言葉頂きまして、大変恐縮です。
工事に携わって頂いた職人の皆様、暑い中ご苦労様でした。