小さな逸品
こちらは御殿場のA様邸。敷地の、建物と塀の間の通路。外から人が入れる配置になっていて無用心なので、通せんぼができるように扉を設置してほしいとの依頼がありました。但しちょっとした条件がありまして・・・
1:既存の塀とデザイン上マッチするように和風とする。
2:素材は耐久性はあるが陳腐ではないものとする。
3:この場所は季節風が非常に強いため、扉は風通しのよいものとする。
というものでした。風通しがよくデザインもよい和風のものですと枝折戸(しおりど)なのですが、残念なことにこの扉ですと吊り元のちょうつがいに「ヒジツボ」と呼ばれるものが使われています。単純に金属の輪に、釘のような棒をひっかけるだけなの簡素なものでシンプルで綺麗ではあるのですが、下手をすると台風のときに扉が飛んでいきかねない。
さてここで何百ページもあるカタログと大格闘。ついに見つけました、アルミ枠枝折戸!。袖壁も狭い幅ではありますが、きちんとシンプルで品のある四つ目垣風にしました。
よく手入れの行き届いた庭木にもすっかりと溶け込んでくれたと自負しているのですが如何でしょうか・・・
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